乳がんサバイバー対象 知って安心!がんにまつわるお金の話し ミニ講演
9月2日、都内にて乳がん患者会セルフヘルプグループ「紡ぎ」の皆さんへ「知って安心!がんにまつわるお金の話し」というテーマで1時間のミニセミナーの講師を務めました。
- FPについて(どうして看護師からFPになったのかの経緯)
- 公的制度と民間保険の上手な利用のしかた
- がんになっても加入できる保険はオトクか?
- 誰にでもある、もしもの時のお金の不安(事例を基に)
- どんな時に誰に相談したら良いのか
という内容で、対話形式でその都度気になる点を質問していただきながら進めていきました。
参加者は10名+主催者の方々でした。
2.に関しては相談の場で聞かれる内容を中心に注意点などをお伝えしました。参加回数も年代も様々でしたが、傷病手当金一つにおいてもみなさんそれぞれの立場で疑問がありますので、一人ひとりの質問に答えられて良かったと思う一方で、あの説明で十分だったかな?と感じるとこともありました。
3.に関しては賛否両論であることを前提に、まずはご自身の公的な制度の内容を確認したうえで、何を目的にどこまでを保険に求めるのかという視点でお話しました。
がんになったら保険はどうする?見直しのコツを解説(Allabout掲載記事)
4.は相談内容をもとに考え方を説明し、5に関しては相談先の具体的な見つけ方をお伝えしました。
※主催者様よりいただいた写真です。内容の部分は少しぼやかしてます。
今回お呼びいただいた、「紡ぎ」さんは乳がん患者さん同士で語り合い、心を整えたり情報を整理する会です。とても和やかな雰囲気でした。告知されて1年未満の方だけのシェアルームもありますので、お話したい、聞きたいという方は「紡ぎ」ホームページをご覧ください。
今回の講座でも感じたのは、やはりみなさん気軽に相談できる場を求めているということでした。各地域でこのような講座が開催されたり、病院で相談が受けられるしくみ作りを今後も続けていきたいと思いました。
筆者プロフィール
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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