Breast Cancer Festivalの相談員を務めた感想
6月19日(日)、がん研有明病院にて開催されました、乳がん患者のためのフェスティバル『Breast Cancer Festival』の、お金と社会保険・仕事に関する相談コーナーにて相談員を務めました。
私はFPでしたので、社会保険労務士(年金や健康保険、就業規則に関する専門家)とペアで患者さんのご相談をお受けしました。
相談枠を大幅にオーバーするほどの盛況ぶりでした。(倍以上です)
仕事やお金に関するお悩みは、病状や治療内容に関連したものが多かったので、病院で相談を行う必要性を強く感じました。
また、必要に応じて病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)に繋げられることも、継続したサポートや治療現場にフィードバックする上でとても効果的だと思いました。
相談開始時はみなさん不安気な表情だったのが、終了時は笑顔がみられていたことに、とてもやりがいを感じました。
フェスティバル自体も大盛況でした。
乳がんサバイバーによる、ゴスペルやファッションショーは皆さんの力をとても感じました。皆さんの思いのこもったナレーションもあり、涙なしでは観れませんでした。
医師の方々がファッションショーに参加し、サバイバーの方をエスコートされていた姿を見て、こういうことを一緒に行ってくれる主治医は、患者さんたちにとってとても心強く、信頼関係がより強まり、治療への意欲にも繋がると思いました。
このような催しは、ぜひ色んな病院で行っていくべきだと思います。
病院が治療だけの場所でなく、楽しいことを共有できる場所というのは、とても素晴らしいことです。
筆者プロフィール
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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