「あなたががんになったら」保険代理店の経営者・従業員向け講演会に登壇

6月23日(金)損保会館で開催された、令和5年度東京代協セミナーに呼んでいただき、「あなたががんになったら 5000人の受講者から聞いたお金の不安・仕事の不安」というテーマで80分間お話しました。

ハイブリッド開催で160名超の方がご参加

1.がん患者の仕事の実情、2.最近のお金の悩み事情とFPの関わり、3.従業員が困らないためにできること

の3つを中心にお話しました。

昨年あたりから治療薬も制度も経済状況も変わってきているので、患者さんからの相談内容も変わってきていますよという最新の情報をお伝えしました。

特にがん治療に伴う経済毒性については、会場の皆さんの反応も新鮮でした。

以前から感じていることではありますが、損害保険を扱っている代理店さんは、交通事故などで保険加入者の大変な時に関わっている大事さを実感しているためか、お客さんが保険の保障をいざ使う時に何をしてあげられるかという視点をお持ちです。

いつもは、「そんなに大変にならないように保障をもっとお客さんにつけてもらう」という方向になりがちですが、今回はがんになったお客さんに何ができるのかという意見を多くいただけたので、すごく嬉しかったです。

困ったら病院の相談支援センターが第一優先というのは変わりませんが、病院によっては人手が足りず医療ソーシャルワーカーさんたちも苦労している声をよく聴きますので、病院だけにとどまらず様々な場所でサポートが提供できることが望ましいと感じました。

そういった意味では、「がんになった後のお金の話」をお聞きする機会の多い、保険代理店の皆さんとの連携というのもすごく大事だなと感じています。

こういった講演に関しては、ご依頼があればどこでも伺っています。オンライン開催やハイブリッド開催にも対応しています。

筆者プロフィール

黒田 ちはる
黒田 ちはるがん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)