抗がん剤治療費の相談はどんな方が多い?相談で得られることは?(相談者感想あり)

がん患者さんのお金の専門家、看護師FP®の黒田です。

がんになり、高額療養費制度があってもお金の不安がある方を専門にご相談対応させていただいているのですが、相談を受けようか迷っている患者さんやご家族もいらっしゃいます。

今までのご相談者からいただいた感想などを基に、「どのような方が相談されているのか」「相談で得られたこと」をまとめました。

ご参考になれば幸いです。

特徴1)40~50代の女性

患者さんの奥さん

一人暮らしの方

スマホ

再発・転移された方

特徴2)毎月6~10万円/月、収入が減少している方

がんをきっかけに働くことが難しくなり、月々の収入が6~10万円減ったうえに医療費がかかるので、支出をうまく抑えられないかというお悩みが多く寄せられています。

相談で何が得られた?

相談で得られたこと(感想)

  • 「かからなくて良いお金を守ることができた」
  • 「支払い関係に追われなくて済むという安心」
  • 親に心配かけなくて済んだ」
  • 子どもにガマンさせずに済んで良かった」
  • 「具体的に教えてもらえて、やっとどうにかなりそうと思えた」
  • 「これからも治療が続くけど、主人と向き合えそうです」

治療費の不安から解放された3名の声

1.「お金のことはなかなか家族や友人にも相談しにくく、知らない制度もあるので教えてもらって、なんとかがんばろう!という気になりました。」

C.Iさん40代女性、山形県在住

(相談前のお悩み)

夫が肺がんになり、放射線治療後に3週ごとの抗がん剤治療中です。住宅ローンや今後の家計の事が心配、不安になりスマホで検索している時に、偶然見つけました。

看護師でがん専門のFPの方とのことで、状況もわかってもらえるのでは…と思いきって相談してみました。

相談により得られたことのなかで、これから進めていきたい内容や、お気持ちや考え方がこんな風に変わったというところを教えてください。

今後は障害年金の申請も視野に入れて、紹介していただいた社労士の方に相談しつつ、治療を継続していけたら、と思っています。

お金のことはなかなか家族や友人にも相談しにくく、知らない制度もあるので教えてもらって、なんとかがんばろう!という気になりました。

結果、夫も今後、治療を継続していくために前向きに共に考えていけそうです。

同じように悩んでいる方へのメッセージをお願いします。

がんの治療を受けている方で、今後の医療費やローン等に不安のある方はひとりで悩まず、まず相談してみるといいと思います。 お金のことで心が折れそうになる前に、共に考えてくれる黒田さんに相談してみて下さい。 解決しようと思う力をもらえます。

2.「あの時、黒田さんに相談していなければいただけていなかったと思うとゾッとします」

N.Jさん、40代女性、群馬県在住

(相談前のお悩み)

夫が膵臓がんになり、自営業で保険も何も⼊っていなくて途⽅にくれていました。子どももまだ幼稚園なので教育費、生活費において不安でこれからどうしようかと思いました。

自分の働き方もこのままで良いのかと考えていました。
ネットで検索していたら⿊⽥さんの存在を知りました。
お⼀⼈で全てをされていることに安⼼感を感じました。
さらに、癌を傍で感じていた医療のプロの⽅だということ、⼀児のママということも依頼の決め⼿となりました。

相談で印象的だったこと、お気持ちや考え方がこんな風に変わったというところを教えてください。

公的な制度は知らないことばかりだったので本当にそうだなと思いました。

手続きを進めることで1000万円以上、変わりました。

マイナスなことしか考えられない⽇々でしたが、やるべきことが明確になったので気持ちが楽になりま
した。夫の治療や家族のケアに集中できそうです。

同じように悩んでいる方へのメッセージをお願いします。

いろいろ悩んだり検索する時間はもったいないですし、知らないと損するところでした。
⾃分に合ったアドバイスをしてくださるので、悩んでいるようでしたら是⾮お話を聞いていただいたら良いと思います︕

3.離婚後の生活やお金のイメージができたので、体調とお金と様子見ながら考えていきたい

奨学金
【7】R.Hさん、40代女性、乳がん治療中、神奈川県在住。

今後の治療費・生活費・教育費について見通しを立てた上で離婚に踏み切りたいと希望
✅今後の治療スケジュールと働き方から収入の予測・治療費・教育費・生活費の試算
✅治療中に利用できる制度と離婚した後に利用できる制度の説明

(感想)
離婚について準備はしてきたつもりでしたが、その半ばでがんになりどうしようかと思っていました。
離婚後の生活やお金のイメージができたので、体調とお金と様子見ながら考えていきたいと思います。収入と制度のバランスはとてもためになりました。ありがとうございました。

看護師FP®
黒田

実際に困ってからでは後手後手となり、根本的な解決は難しいのが実情です。

気づいたときがタイミングです。いっしょに治療費や生活費の悩みの解決法を見つけませんか?

筆者プロフィール

黒田 ちはる
黒田 ちはるがん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)