【がんとお金の本】初出版のお知らせ
2019年1月28日(月)、初の書籍が出版されました。
タイトルは「がんになったら知っておきたいお金の話~看護師FPが授ける家計・制度・就労の知恵~」です。
出版のきっかけ
ちょうど昨年の今頃、日経メディカル開発の方から取材をお受けしました。病院を退職して看護師FPを志した経緯やがん患者さんの抱える家計の悩み、相談対応の実際などを1時間弱お話しました。
すると、「これは一つの記事ではなく、本にしてみてはいかがでしょうか。」と執筆のお話をいただいたのです。これが出版のきっかけでした。医療系雑誌や情報サイトAllaboutでは単発で執筆の経験がありました。しかし一冊の本というのは初めてでしたので、どのように書けばよいのか分からないまま執筆活動が始まりました。
「家計のことで悩んでいる患者さんや家族の皆さんが、解決に向けて一歩踏み出せるような一冊になったらな。」という気持ちで春から夏にかけてひたすら執筆作業を行いました。
執筆作業も大変でしたが、校正作業もこんなに大変だと思わなかったです。結局12月ギリギリまでかかってしまいましたが、たくさんの方にアドバイスをいただき、何とか出版にたどり着きました。
書籍に込めた思いと感謝
がんになった後は、お金の相談ができる場所がなく、「みんなどう対処しているのか?」という声も少なくありません。制度も家計も働き方も個人差が大きく、参考にできる情報が見つからないのだと思います。
今回はがん患者さんの様々なケースでの『制度や家計、働き方に対する考え方』をメインに執筆しましたので、ご自身と近いケースを「自分だったら…」という視点で参考にしていただけたらと思っています。
執筆にあたり、所属しているNPO法人がんと暮らしを考える会の看護師、社会保険労務士、FP、税理士の方々にもご指導いただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。
内容を少しご紹介
2016年に病院を退職し、事務所を立ち上げ看護師FPとしてやっていこうと思ったきっかけとして、一人の患者さんとの出会いや、NPO法人がんと暮らしを考える会との出会いなどを冒頭に記載しています。がんとお金の相談の現状、今後の展望まで色々詰まった一冊になっています。
全国の書店や図書館(700ヶ所)、病院などにも置かれる予定ですので、ご一読いただけると嬉しいです。Amazonにて予約受付中です。
患者さんやご家族が、気軽に「がん治療中の家計の相談」できる場所が増えるよう、今後も取り組んでいきたいと思います。
現在出版記念講演のお申し込み出版記念講演のお申し込みを受付中です。
出版記念「3組限定、無料相談会」のお知らせ(2月28日申込み終了)
※2月21日終了しました。
今回出版を記念し、3組限定「無料相談会」を行いたいと思います。どんな内容かと言いますと…
1.有料相談で行っている「治療中の生活設計表」を1組1回無料にてご提供
2.著書「がんになったら知っておきたいお金の話~看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵~」を1組1冊プレゼント
(注意事項)
・ 家計に関して悩みを抱えているがん患者さん、ご家族対象です。
・ 治療スケジュールや体調の変化などを考慮し、単発の相談ではなく、継続的にサポートしています。「治療中の生活設計表」作成後に継続サポートを受けられる方が対象です。
・ 相談日は予定表が空欄の日の方が確実ですが、埋まっていても調整可能な場合もありますので、申込みフォームに記載していただければと思います。なお書籍のお渡しは1月28日以降になります。
まずは「がん患者さん対象の家計相談ページ」をご覧ください。
筆者プロフィール
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
治療費にお悩みの方は、まずは無料のメールマガジン「看護師FP®通信」をご登録し、登録者限定のがんとお金の情報をご活用ください。下の✉をクリックすると登録者の声やメールマガジンの詳細がわかります。
書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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