千葉大学医学部附属病院にてがん患者さんへの経済的サポート講座
昨日は千葉大学医学部附属病院にて開催された「医療従事者のためのがん患者さんへの経済的サポート講座」の講師を務めてきました。
32名もの方が参加されました。院内外の医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、医学部の先生を前に緊張しながら一時間お話してきました。
医療従事者だからこそ感じている、患者さんの経済面に踏み込みにくいもどかしさや躊躇する気持ちなど、様々な思いを共有することができました。
今回は医療費と健康保険の基本でしたので、処方に携わる方が知っておいてもらいたい高額療養費の内容や、傷病手当金を利用している患者さんが退職する場合の注意点など、相談現場で聞かれる内容をお伝えしました。
医療従事者の皆さんは、日々のケアのなかで経済的に困る可能性がある患者さんの情報収集は既に行えています。
それをどう「ひろいあげ」、「つなげる」かがポイントになってくるとお伝えました。
次回は事例を増やし、実践的な内容にしたいなと思っています。
8月21日(火)に千葉大学医学部附属病院です。(参加費無料、院外スタッフ可)
はじめての方も参加しやすい内容にする予定です。ご興味のある方はご参加ください。
次回も行きます!との声もいただけました。継続的に皆さんと学びを深められることが嬉しいです。
筆者プロフィール

- がん患者さんのお金の専門家 看護師FP
-
10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門の家計相談を行っています。2016年より全国から350名以上のご相談を担当してきました。東京都、埼玉県のがん専門病院などで家計相談員も務めています。気になることがありましたら、お気軽にご連絡ください。
書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
最新の投稿
お役立ち情報2021.02.12AYA世代の乳がんサバイバーが伝えたかった再発後の医療費や障害年金の話
お役立ち情報2021.02.10傷病手当金が通算1年6ヶ月に変更となると、がん患者への影響は
お役立ち情報2021.02.08がん再発で退職時の傷病手当金は慎重に検討
メディア情報2021.02.05朝日新聞にコロナ禍でのがん治療の生活とお金について取材内容が掲載