関西がんサポーティブケア研究会のがん治療の経済毒性講演会に登壇

12月4日、新大阪で開催された関西がんサポーティブケア研究会の講演会「医療者が知っておきたいがん治療に関わるお金の話~がん治療の経済毒性~」に登壇しました。

オンライン開催にて、関西の医師、看護師、薬剤師が多くご参加いただけたとのことです。

主催の大鵬薬品工業株式会社の皆さん、そして座長を務められた神戸市立医療センター中央市民病院 腫瘍内科 部長の 安井 久晃 先生には大変お世話になりました。

講演内容としては、今年に入り様々な学会やメディアで取り上げられている「がん治療の経済毒性」についてと今後の展望、そしてFPが関わる経済毒性のケア、今後医療者が医療現場で行っていけることについてお話しました。

傷病手当金や障害年金の認知度も上がりましたが、申請時のトラブルも増えてきていますので、医療者が知っておきたいトラブル回避の方法、考え方についてもお伝えしました。

また、住宅ローンの説明での注意点など、医療現場で患者さんに質問を受けてどう対応したら良いのか迷う内容をFPの視点でお伝えしました。

医療者のサポートも、私が代表を務める一般社団法人患者家計サポート協会の方で対応していますので、FPとの連携に関心のある医療者はお気軽にお声がけいただけますと嬉しいです。

安井先生はFP資格もお持ちで制度やお金のやりくりに対するご質問も深い内容が多く、私自身とても学びを深めることができました。

また、次の日には乳がん専門のクリニックで乳がん看護認定看護師をされている方と情報交換をしました。

障害年金の現状を中心に乳がん患者さんとご家族の生活や心理面についてお話することができました。

ベージニオの医療現場での悩みや、取り組みについても教えていただけて、私も今後の活動に活かしていきたいと思いました。

筆者プロフィール

黒田 ちはる
黒田 ちはるがん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)