千葉大学医学部附属病院 緩和ケアセミナー「がん治療の経済毒性」に登壇
1/16に千葉大学医学部附属病院にて開催された緩和ケアセミナー「がん患者の経済毒性について考える」に、支援に携わるFPとして登壇しました。
院外もお誘い可能とのことで、知り合いの医療従事者にお声がけしたところ、たくさんの方にご参加いただきました。
愛知県がんセンターの本多和典先生からは、「がん治療の経済毒性」というテーマで、初めて経済毒性という言葉を聞いた医療従事者が気になる経済毒性の定義や生み出された背景、今までの研究内容や現在行われている研究、そして解決していくために考えていくことまで、様々な内容をご講義いただきました。
私自身、昨年の日本臨床腫瘍学会で本多先生のお話を伺っていましたが、1年弱でここまで国内外の情報が進んでいたのかと驚きました。
私は、日頃の相談から、事例を通じてFPとしての関わりや医療従事者が現場でどのように対応していけるかの可能性についてお話しました。
医療従事者からよく聞かれるこのような意見や質問が解消できればという思いでお話しました。
「困っているかと聞くと大丈夫と言われる、困っている患者さんはいるのか?」
「困ったら相談すると言われる」
「何かお金のことで質問を受けたらどうしよう」
「お金のことを話す時間がない」
セミナー前後で医療ソーシャルワーカーさん達から現場での色々な思いを伺えたり、意見交換できたことも含めて、地元のがん患者支援について話し合いできた、貴重な時間でした。
筆者プロフィール
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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