患者さんご本人以外からの相談について
がん療養中の家計相談で一番多いのは患者さんご本人です。
しかしご友人・関係者からの相談も増えています。
患者さん自身の体調が良くない場合や、家計を担っているのが家族であることが多いためです。
一人暮らしの患者さんの場合は、色々動いてくれることが多いのがご友人や同僚、医療従事者というケースも多いです。
先日ご相談をお受けしたのも、そのケースでした。
もちろんご本人からでないとお聞きできない内容など制限がある中で、お伝えできる内容までアドバイスしました。
一方で相談を受ける私もいちFPでは対応しきれないことがあるので、他の専門家に意見を伺ったりご紹介をすることが多々あります。
このように相談する側、受ける側は必ずしも一対一ではありません。
とくに体調など事情を抱えていたり、複雑なケース、自ら困っていることを表出できない場合は横のつながりが本当に大切だと感じています。
ですので事務所の方針としては患者さん本人以外でも、患者さんご本人のご意向であることを確認したうえで、ご家族・ご友人・関係者からのご相談に対応しています。
同時に個人情報の取り扱いや、患者本人との関係性から伝えられる部分など、相談を受ける上での決まりも統一するように心がけています。
ご本人でない場合は相談して良いものかを悩まれるケースが多くありますので、「これは相談するべきなのか」と悩まれる場合はこちらのフォームからお問い合わせください。
筆者プロフィール
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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