【講義】千葉大学医学部附属病院でがん患者の社会的苦痛ケア
千葉大学病院主催の在宅医療インテンシブコースにて、地域の方や医療従事者の皆さん対象とした講義を行いました。16名の方がご参加されました。公開収録もされていました。テーマはこちらです。
まずはがんになったらどんな制度が利用できるのかを事例を通してグループワークしました。
私がいつも相談ツールとして活用している「がん制度ドック」を使い、2つの事例を行いました。
後半は、制度で補えない部分を専門家としてどのように対応しているのかをご説明しました。
質問タイムでは制度のこと、お金のこと、保険のこと、住宅ローンのことなどたくさんの質問をお受けしました。
また、傷病手当金・障害年金・障害者手帳など混同しやすい制度について重点的にご説明しました。
治療中の方や経験をされた方、医療従事者からはこんなことに困ったというご意見もいただきました。
地域のがん診療拠点病院で、『がんとお金』に関するお話を行う機会をいただけたことは、本当に嬉しかったです。がん治療を行う医療機関でお話する意義も改めて実感しました。
参加者の、「周りの方にも伝えてあげたい。」という言葉が印象的でした。
今回の学びを、がん患者さん対象の家計相談でも活かしていきたいと思います。
筆者プロフィール
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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