がん治療の実情からがんの備えを考えるセミナー
がん患者さんのお金の専門家、看護師FP®の黒田です。
先月末の土日は講師デーでした。
土曜日はFP向け研修で3時間の講師、日曜日は一般の方向けセミナーでした。
セミナーの主催者は愛知県で活動されている、就労支援インディペンデントです。
なんと設立5周年という記念のセミナーに呼んでいただきました。
代表の天野さん(画像の左上の方)は一緒に病院相談員を務めている社会保険労務士さんということもあり、今回お話する機会をいただきました。
今回は、一般の方も参加されていましたが、がん治療を行っている医師やまさに今治療を行っている方、そして相談を行っている社会保険労務士も参加されていました。
特に医師に聞いていただく機会というのはあまり無いことなので、質問内容なども興味深かったです。

がん患者さんやご家族からお受けしている相談を基に、「かかる費用」「収入について」「生活について」「がん保険のポイントやそれ以外の備え」「家計のやりくり」などよくある質問にお答えしていくという形でお話しました。

参加者からの質問では、60歳以降再雇用された場合の就業規則のことや、乳がんの高額な分子標的薬の費用について、そして患者さんの借金問題についてもありました。
がんになってからのお金の悩みというのは、仕事や利用できる制度、そして生活の実態(家族構成含む)にも関連してきますので、備えの面からもがんの備え=がん保険ではなく、様々な視点から自分に合った方法を考えていくことが大切とお伝えしました。
今年は愛知県にご縁があり、2回も講師を務めさせていただきましたが、すべてリモートです。
現状仕方の無いことですが、次回はぜひ愛知で!
12月に入り、相談はもちろんですが、来週の講演会資料の作成にも勤しんでいます。
来年から新しく相談事業がはじまりそうなので、今月は準備に追われてあっという間に来年になっちゃいそうです。
筆者プロフィール

- がん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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