【寄稿】高額療養費制度に「年間上限」が導入されると何が変わる? がん治療の医療費と収入減が家計に与える影響

がん患者さんの経済的なご相談を受ける中で、今回の高額療養費制度の見直し案について、「月額負担が増えたら、治療を続けながら、家計は持ちこたえられるのか」といった不安の声が増えています。
こういった声に触れるたび、断片的な情報だけで不安が膨らんでいる状況も感じています。
今回、マネープラスに高額療養費制度に「年間上限」が導入されると何が変わるのか
そして、がん治療による医療費と収入減が、家計にどのような影響を与えるのかを情報整理する目的で執筆しました。
制度改正というと「負担増」に目が向きがちですが、原稿には書ききれなかった個人的な思いとしては、今回の見直し案はすべての方にとって一方的に不利な内容とも言い切れず、一部の方には恩恵が及ぶ可能性もあるという、非常に悩ましい側面があると感じています。
一方で、現行制度のもとでも、すでに医療費や収入減によって、生活や将来設計が大きく揺らいでいる方がいるのも事実です。
だからこそ、「制度があるから安心」と考えるのではなく、制度・働き方・家計をセットで捉え、今の状況に合った備えや選択肢を考えることが重要だと思っています。
過度に不安になる必要はありませんが、この機会にあらためて高額療養費制度を整理し、自分の状況に照らして考えるきっかけになれば幸いです。
なお、今週末のメディカルカフェでは、記事では書ききれなかった視点や、制度改正をどう受け止めているかについても、ざっくばらんにお話しできればと思っています。
がん治療中の方、ご家族の方、また患者支援に関わる医療従事者の方で、「制度の話をもう少し噛み砕いて聞きたい」「不安や疑問を整理したい」という方は、ぜひお越しください。
筆者プロフィール

- がん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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近著:【図解】医療費・仕事・公的支援の悩みが解決する がんとお金の話 (彩図社)




