がん治療中の見通しを立てて安心したいという方に向けた内容です。

表のダウンロードは無料ですので、ぜひご活用くださいね。

がん治療中の生活設計表と普通のキャッシュフロー表の違い

出典:日本FP協会ホームページ、キャッシュフロー表見本

キャッシュフロー表ってご存じですか?

現在から将来までの家計の変化をチェックし、このままの家計で夢や目標がかなうのか、

家計は赤字にならないかなどさまざまなことがわかるツールのことをキャッシュフロー表と言います。

20~30年分を作成することが多いですね。

将来の赤字を未然に防ぐためのこのツールは良いものだと思っています。
私も相談の際にこのようなオーソドックスなキャッシュフロー表を利用しています。

 

しかし、治療中の患者さんの生活設計に限ってはどうもしっくりきませんでした。

 

理由は「20~30年という不確かな未来よりも、今の治療費や生活費で来年、再来年のお金を知りたい」という患者さんの希望でした。

 

確かにそうですよね。

  • 休職中の生活の見通しを立てたい
  • 貯蓄や保険の給付金で足りるのか
  • 復職後の給料でやっていけるのか
  • 家族としてパートを増やした方が良いのか

といったがん患者さんと家族に多い悩みに必要なのは、

「まず短期での答え」だからです。

 

私は看護師として患者さんの看護計画を立案する際に、長期目標と短期目標を立ててケアプランを作成していたことを思い出しました。

短期目標が達成されないことには長期目標はいつまでたっても達成できないのです。

 

身体とお金は通じるところがあります。

目標に向かって計画し、実行に移すことで達成できます。

 

短期目標を一つ一つクリアしていくことで、長期目標に近づく

これが治療中のがん患者さんたちにとって大切なことではないかと考えたのです。

 

治療中のお金に正解はありません。

しかしその時に最善の選択をしていくことは十分可能です。

一般的なキャッシュフロー表よりもここ1~2年を重点的に検証し、生活基盤を整えられる新たな表として考案したのが、「治療中の生活設計表」です。

雑誌日経WOMANに掲載されたときのものです。(かなりきれいに作っていただいています)

一般的なキャッシュフロー表との違いはこちらです。

一般的なキャッシュフロー表との違い
・治療内容と連動して治療費の推移がわかる(なので支出の方が上に記載しています)
・1年単位ではなく、1ヶ月単位とすることでより体調に合わせた設計が可能になる
・治療スケジュールから予測できる副作用などから復職や制度の活用も反映することが可能

 

今の状況によって使い分けることが大切です。

  • 現在治療中でここ1~2年を重点的に知りたい方は「治療中の生活設計表」
  • 一旦治療が落ち着き、将来について考えたい方は「一般的なキャッシュフロー表」
    日本FP協会のものがお勧めです。)

入力するだけなので、Excelができる方ならすぐにできるかと思います。

では、作成方法をご説明しますね。

あなたもすぐにできる、治療中の生活設計表の作り方

1.まずはこちらを準備しましょう。
家計簿をつけていなくても、通帳の引き落としやクレジットカードの明細で大体の支出がわかりますよ。

  • 給与明細(収入や傷病手当金がわかります)傷病手当金の計算方法はこちら
  • 通帳(引き落としで大体の支出がわかります)
  • 高額療養費の限度額適用認定証や医療費の領収証

 

2.準備できましたら、こちらのフォーマットをお使いください。

治療中の生活設計表(クリックするとダウンロードできます)

どんな内容を入力したら良いのかが記載されています。

入力していくと数字としてみることができます。


このページの一番下に作成例とご感想を掲載していますので、ご参考にしてください。

見通しが立つことの効果

一番は「見通しが立たなくて不安」という悩みが解消できることです。

お金の見通しがつくことで、実際にこのような効果を実感されています。

あなたもぜひ実感してみてくださいね。

  • 治療に専念しやすくなった
  • 無理をしない職場復帰の時期を選択できた
  • 「あとどの位残っているのか」という恐怖感がなくなった
  • 休職しても安心して看病に専念できた
  • 家族内でのお金についての話し合いがしやすくなった

もし、赤字になってしまったとしても、今気づけたことがとても大きな収穫です。

なってから気づくのではなく、今から改善策を考えることができるからです。

「どうにかしたい」という第一歩を踏み出すためのツールとしてご活用ください。

Excelとかパソコン入力は苦手という方へ

手書きが良いという方には、プリントアウトして手書きという方法や、拙著「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」の中にもフォーマットと書き方のひな型が掲載されていますので、お持ちの方はご活用ください。

がん患者さんの知りたい内容が見える化するために開発したものです。

ご自身、ご家族のため以外の使用はお控えください。

注意事項

  • この通りに働かなくてはいけない、生活しなくてはいけないという意味ではありません。あくまでも『治療と仕事、生活(資金面)の見通し』ができ、働き方や収支バランスの調整方法の選択肢の一つとして活用しましょう。
  • がん治療は月単位で内容が変わる可能性があり、体調や収入・支出も影響を受けるため、最長でも2年間での作成にしましょう。(随時見直し)

赤字が改善できないときには

「作成してみたけれど、赤字になってしまった。どう修正していったら良い?」

という方向けに、改善サポートを行っています。

以前、こういう場合とこういう場合もあるかもしれないと、4種類も作成されたご家族もいました。

ここを改善したいとか、どこを改善したら良いかわからないという場合には、お気軽にご相談くださいね。

がん患者さん専門のFPとして、改善への最短ルートをご案内します。
初回相談のお申込みはこちら

また「今はそれを作っている体調じゃない」「家族も仕事で忙しい」と状況的に難しいけれど見通しは立てたいという方もご安心ください。

治療中の生活設計表作成サービス

相談の一環で作成自体は無料でお受けしています。

このようなご要望に応じています。

 

  • 休職中の生活の見通しを立てたい
  • 住宅ローンの返済額を調整したい(銀行へ交渉を考えている
  • がん保険の診断給付金(診断されたら〇〇万円など)が出たけど、どうやったら長持ちするのか知りたい
  • 家族の看病で休職する場合の資金計画を立てたい
  • 子どもが進学を控えている(進学費用と治療費の見通し)
  • 収入が減り、治療費・生活費の捻出を考えたい
  • 残される家族の生活設計を考えたい(小さいお子さんがいる方に多い)

まずは相談のお申込みの際に生活設計表作成希望とお伝えください。
初回相談パックお申込みはこちら

初回相談パックでご希望や情報をお聞きし、作成が必要かどうか(無くても解決するのか)をご案内します。

ご利用された相談者のご紹介

【相談者】40代女性、独身、乳がんステージⅡbと診断。抗がん剤治療後に手術とホルモン剤治療の予定

【相談内容】職場復帰の時期と資金計画を考えたいが、治療の副作用で復帰が伸びた場合、家計は成り立つのか心配

【作成方法】ご本人の希望により、①②の2種類を作成し、休職期間によってどの位収入・支出・貯蓄残高に変化がみられるのか試算しました。

① 順調に職場復帰できた場合の生活設計

② 副作用がつらいなどで、職場復帰が難しい場合の生活設計


【結果】②の休職期間が長期(8ヵ月)になった場合でも、貯蓄残高は70万円以上残ることがわかりました。

【ご感想】「マイナスになるかと思っていたので、安心しました。しっかり休んで治療して、職場復帰を目指したいと思います!」

作成料金・申込方法

  • 通常10,000円/回⇒0円(現在相談料の範囲内で作成しております。)
  • まずは初回相談のページよりお申込みください。