MDRT日本会 千葉・茨城ブロックでがん治療の経済毒性の講演

一般社団法人MDRT日本会 千葉・茨城ブロック秋の研修会の第二部講演の講師を務めました。
がんとお金のお話というのは、私は罹患された方や医療従事者に伝える機会は多いのですが、がんが身近ではない一般の方への啓発には限界があります。
がんそのものに関しては、検診だったり、身近な方の罹患など皆さん考える機会はあるかと思います。
しかし、がんとお金、生活、仕事となると一気に考える機会が減ります。
一生の内にそんなにない、自分にとってのがんとお金を考える機会というのは大事です。
そういった、健康な時に一般の方に話していただける専門職である、生命保険に携わっている方々は本当に貴重な存在であり、その中でもプロフェッショナルな皆さんに今回がん治療中の患者さんの生の声をお伝えする機会をいただけて、本当に良かったです。

がん治療の経済毒性というのは、医療費のことだけではありません。
生活、仕事、家族のこと、様々な不安なことをケアしていく社会的な支援の大切さが込められています。
昨日は参加された皆さんより、自身ができることは何かということを一人一人お話に来てくださり、私も社会全体で患者さんやご家族を支援していく意義というのを、改めて感じました。
あっという間の1時間でしたが、登壇以外の時間もすごく充実していました。
分科会や第三部の講演は保険募集人の資格を持っていない私でもこれからの事業に活かせることがたくさんあり、すごく勉強になりました。
患者支援のFP団体を立ち上げて1年半経ちますが、まだまだ課題も山積みです。
FP仲間を増やすこと、啓発活動(これが本当に大変!)、そして一人でも多くの患者さんやご家族へ情報と安心を届けることをこれからも頑張ります。
お力になっていただける方、大歓迎です!
今回は地元での開催でしたので、ご近所トークが楽しかったです。医療職経験者や様々な活動をされている方もいて、すごく参考になりました。
筆者プロフィール

- がん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
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10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)
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