私は看護師として、とても大切にしていることがあります。

一つは『自律』できるようサポートすることです。

もう一つは『治療の意志決定』できるようサポートすることです。

『自律』というのは、自立ではありません。

がんの影響により、自分で出来ることが減ってきてしまっても、自分のできる範囲で行えることを見いだし、それが実行できるようサポートしていくことが大切だと思っています。

『治療の意志決定』については、医療者側が正しい、良かれと思っている方針でも、患者・家族にとってはもっと大事にしていることや、優先事項があり、必ずしも医療者=患者・家族の考えとはなりません。

私が一番してはいけないと思っていることは、患者・家族に『こんな選択しなければよかった。』 後悔されることです。

特にがん治療の現場ですと、選択により今後の生活や残された時間も左右することも多々あるので、納得した上での選択をしてもらいたいです。

そのためには、いい情報も悪い情報もすべて伝え、選択した治療を行ったその後についても理解し、患者家族全員で話し合ってもらうことが大切だと思っています。

 

ここには、治療や生活に関するお金の問題も絡んできます。

私は看護師としては介入が難しかったお金の悩みを今度はFPとしてサポートすることで、より良い治療方針の意志決定や、自律に結びつくと考えています。

 

看護師である私、FPである私の両方とも、がん患者・家族に願う気持ちは一緒です。