自営業者ががんになったときの資金管理

こちらでは、『がん治療と仕事・生活の両立』についてのケース(事例)をいくつかご紹介します。

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ケース④ 自営業者の資金管理

患者 50代 男性 肺がんステージⅣ 脳転移 

自営業(眼科医)、妻(10歳年下)と娘(小学生)の3人暮らし 

収入源 自営業(眼科開業医)での売上 年収約3000万
概要 抗がん剤治療を続けていたが、脳転移発症による頭痛や認知・人格の障害のため家族の事もわからなくなる。

医院資金関係は全て本人が行っており、妻は把握していなかった。

妻は夫が亡くなった後の生活や医院運営の理に対し不安を抱えながら看病を行っていた。

問題点 意思疎通が可能な時期に、病状や予後に関しての思いについて本人・家族もあまり話し合っていなかった事が、亡くなった後のお金の管理や医院をどうするかといった資金面での不安に繋がった。
看護師FPアドバイス ● 病状や今後の見通しの予測を立て、本人・家族の受け入れの段階をみながら資金面の整理のサポート行う。

● 現在の状況に合わせた公的制度のご案内や、個人資産の活用の方法についてアドバイス

●  妻へは希望があれば遺族保障の説明やライフプランの提案を行い、本人が亡くなられた後の生活に対して少しでも不安の軽減ができることで、現在のご本人向き合えることへ繋がる

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筆者プロフィール

黒田 ちはる
黒田 ちはるがん患者さんのお金の専門家 看護師FP®
10年間の看護師経験を活かしたFPとして、がん患者さん、ご家族専門に年間およそ180件の家計相談を行っています。
治療費捻出だけでなく、安心して治療が行えるための生活費や教育費、住居費の悩み解決を得意としています。
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書籍:「がんになったら知っておきたいお金の話 看護師FPが授ける家計、制度、就労の知恵」(日経メディカル開発)