こちらでは、ご相談をいくつかご紹介していきます。

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ケース① 就労支援とライフプランニング

患者 30代 女性 乳がん、ステージⅡb

(トリプルネガティブ)     

夫はサラリーマン、2人の子ども(小学生1人、幼児1人)がいる。子育てをしながら企業に勤務。

収入源 夫婦の年収合計1000万
概要 乳房全摘手術後、抗がん剤治療を半年間行う予定。

手術と術後の療養では、約1ヵ月を病気欠勤で対応。家事・子供の世話は近くに住んでいる実母に協力を得る。

抗がん剤治療中は、仕事で大きなブランクも避けたいので、全治療期間の3分の1は有給休暇を取得したが、残りの3分の2は通常の勤務状況に戻した。

しかし抗がん剤の副作用やリンパ浮腫により休みがちとなる。

先例も無く、誰に相談してよいか悩む。治療費もかかり、教育費や老後のことを考えると仕事は辞められないという思いがある。

治療と仕事・生活のバランスも取れなくなり、家族に八つ当たりしてしまう。

相談内容 ● 住宅ローンを収入合算で組んでいたため、返済をどうしていったら良いか。

● 正直身体がつらい、少し休みたいが、家計は成り立つのか。

● 今後はどの位働けば足りるのか。

● 何か利用できる制度はあるのか

● どのように職場とコンタクトを取っていけば良いのか。 

● がんのタイプ的に経過観察中もいつ再発するか不安

看護師FPアドバイス ● 勤め先の就業規則や社内制度をまず確認し、病気休暇や傷病手当金など利用できるか確認してみることを説明。制度利用の優先順位や休暇期間の詳細で分からない点があれば社会保険労務士に確認していく方向となる。

● 住宅ローンに関しては、借入額や返済金額、残りの期間など確認し、休職期間中傷病手当金から充当可能かを試算。休職期間も数ヶ月の予定であり、試算の上でやりくりの方法をアドバイス。

● 治療の副作用や合併症の、時期を具体的に主治医や薬剤師、看護師に確認していくことと、それを自身の仕事内容に反映してみることで、スケジュールが立てやすくなるとアドバイス。

● 社内制度や他の社員で治療中の方がいないのかなど情報収集してみたり、信頼できる人に情報開示を行ってみてはとアドバイス。

 今後どの位働けば良いのかの一つの目安として、住宅費・教育費・老後資金・治療費などをシミュレーションし、生活設計の見通しが図れるようにアドバイス。無理をしてフルで働かなくても良いという試算結果により、安心されたご様子であった。

● 休職期間中、職場復帰の時期が見えてきたら再度生活設計を確認していく予定。

がん治療中の休職や職場復帰中の家計の相談などはがん患者さん対象の家計相談のページをご覧ください。

 

2018年4月22日更新